合法投棄

ナタクラゲ

少女は学校にも通い始める。だが同時に、義兄弟たちが別の友達を作りはじめ、距離が広がっていくことになる。外に友達を作れなかった彼女はある日、孤独に耐え切れなくなり、一緒に遊べないことについて喧嘩し、孤児院にあった鉈で怪我をさせてしまう。これがもとで、彼女はさらに追い詰められていく。

  • Vocals: IA -ARIA ON THE PLANETES-
  • Lead Guitar: ナタクラゲ
  • Programming: ナタクラゲ
  • Producer: ナタクラゲ
  • Composer: ナタクラゲ
  • Lyrics: ナタクラゲ

Lyrics

あんな貝殻好きだったのに
バスケなんかに夢中になって
顔に砂つけて笑うあの子も
今じゃお化粧なんかしている
友達なんていつ作ったの?
服の彩度がまた上がったね
それでまた今日も遅くまで外で
悪口言ってゲラゲラ笑う

誰かが悪いとしたら
きっと私なんだろう
「何でもできるはずなのに」
家で一人ごちるその声も届かない
捨てられた私をどうか助けてくれ

散々泣いて今気づいたんだ
私は大人に向いてないって
あの日刺されたクラゲのように
ただようだけの皮になりたい
そんなことして何になるんだ
もうすぐ世界は終わっちゃうのに
私を産んだ誰かを恨む
産んでくれなんて言ってないから

床のシミになるために産まれてきたんじゃないって
信じれたのも昔のこと
置いてかないで
欲しがりません死ぬまでは
だからこの私をどうか助けてくれ

どうしようもないグズで無能で
妬み嫉み僻み恨み
傷つけてでも取り返そうと
ナタを手に取り 君に向ける

最後に願ってしまった
「あの頃みたいに遊ぼう?」
全部わかってたはずなのに
もう粗大ゴミとして醜く生きるから
捨てられた私をもう助けないでくれ

助けないでくれ

そんなこと 今さらそんな願うまでもないか