タグ #小説 がつけられた記事

  • 永遠のゆく先へ #12「私を必要とする君を、私は必要としている」

    気が付くと、マリは氷の上で横たわっていた。 「あ、起きた!」カナタがそう叫び、起き上がるマリの体を支える。 マリは辺りを見回す。黒スーツ3人組はどこにもいなかった。 「あれからしばらくやりあって...

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  • 永遠のゆく先へ #11「アルト」

    修了式が終わった。つまり、高校生活最初の一年が終わったということだ。 ロッカーも掲示物も片付けられて、教室はすっかり生活感がなくなった。ホームルームが終わっても、皆名残惜しそうに話している。「もう会...

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  • 永遠のゆく先へ #10「アゲインスト・ザ・グラヴィティ」

    マリたちは、毎度おなじみの岩だらけの地表に戻っていた。 「これだよ」\ リカがそう言ってポケットから取り出したのは、あの黒スーツ3人組が落としていったあの装置。補聴器のような部品からアンテナのような...

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  • 永遠のゆく先へ #9「私の中の力」

    「また失敗してしまったんだね」\ 「私たちが揃わないと、きっとその先には行けない」\ 「でも大丈夫、まだ次があるから」\ 「そう、何回でも、やり直せばいい」\ 「起こり得る可能性さえあれば、まだ続ける...

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  • 永遠のゆく先へ #8「余計なお世話」

    「ちょっと、調べさせてくれ」 聡のその口調は、人というより被検体を目の前にしているようにも感じられた。\ 「えっ......」トワはちょっと顔をしかめる。 場に静寂が流れる。 そこに、カナタが茶...

    5390文字
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  • 永遠のゆく先へ #7「親フラ」

    「ほら、ここは先週やったとこだぞ。ジョン・ロックが唱えた権利。それを何て言うかって聞いてんの」 不満そうな先生の声が、教室に響き渡る。マリの前の人が当てられて、答えられなかった。悪い流れだ。この先生...

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  • 永遠のゆく先へ #6「砂山崩し」

    「みな......さ......ん......」 うめき声を上げて、ケイ素でできた村長の体が、溶けるように崩れる。立ち尽くす4人の目の前で。無邪気に走り回っていた子供も、何億年も壊れなかったという家...

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  • 永遠のゆく先へ #5「地球人あらわる」

    「えー、指数関数というのは、これまで習ってきた一次関数や二次関数と比べても、増加の速度が著しく......」\ そんなことを、先生が言っているような気がした。意識が朦朧として、何も考えられない。と言っ...

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  • 永遠のゆく先へ #4「まちがいさがし」

    「サ◯ゼリヤじゃねーか!」 公園の森の中で、マリは例の謎の少女の手に触れた。するとまた辺りが光り出して、もといた場所とは大きく違うところに飛んできた。そこは、どこからどう見ても、あの高校生に優しいフ...

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  • 永遠のゆく先へ #3「サラダチキン5個」

    静寂の中で、マリは目を覚ました。 直後、マリは見渡すかぎり何もない、真っ白な空間で横たわっていることに気づいた。 いったい、何が起こってしまったの? マリは地面に手をついて起き上がった。その手には感...

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