シロップ

かつての輝かしい日々を思い出す中で、彼女はあの頃の仲間たちに逆恨みをする。しかし、頭の中でいろいろな復讐プランを考えるも、そもそも連絡先すら知らず、実現不可能であることに気づく。次第に虚無感が増していき、何もやる気がしなくなり、自分が空っぽに感じるようになる。そして彼女は長い眠りにつく。

私はもう　何もできない
やる気もなく　うなだれるだけ
自由になったって　今更だよ
この世すべて　無意味だから
ぬるい絶望　浸かりながら
楽しかった　日々にすがる
あの頃には　もう戻れない
でも皆は　忘れてるだろう

甘いシロップの中
独り自分を護る
粘り気を増してく
身動きできなくなる
乾いた心はすぐ
干からびて崩れる
思い出は遥か遠く
かすれて消えていく

自分のこと　自分がいちばん
わかるなんて　真っ赤な嘘
人生など　制御出来ない
自由なんて　嘘はいらない
このままだとだめなんだと
思い立ってどれだけ経つ
全部わかってた　全部決まってた
外に出れば　魔物の群れ

甘いシロップの中
独り自分を護る
粘り気を増してく
身動きできなくなる
乾いた心はすぐ
干からびて崩れる
思い出は遥か遠く
かすれて消えていく

む　げ　ん　じごくだ
い　き　が　できない
く　ら　や　みだけだ
く　る　し　みだけだ
う　そ　つ　きはだれ
だ　そ　く　みたくない
だ　め　だ　ころして
い　や　だ　しにたいしにたいしにたい