永遠のゆく先へ #1「星降る少女」
おいおい、何泣いてんだよ? そういうときこそ、空を見上げて。 何億光年も離れたこの星たちに比べたら、 ちっぽけだろ?私達って。 そろそろ時間みたいだね。 最後に、これだけは忘れないで。 い...
おいおい、何泣いてんだよ? そういうときこそ、空を見上げて。 何億光年も離れたこの星たちに比べたら、 ちっぽけだろ?私達って。 そろそろ時間みたいだね。 最後に、これだけは忘れないで。 い...
「私は多分、この星の者ではありません」 夜の森の中に、静寂が流れた。 「帰らなきゃ......私の星に、帰らなきゃ!」\ 今しがた空から降ってきたと思しき少女は、焦燥に駆られた様子で叫んだ。 「...
静寂の中で、マリは目を覚ました。 直後、マリは見渡すかぎり何もない、真っ白な空間で横たわっていることに気づいた。 いったい、何が起こってしまったの? マリは地面に手をついて起き上がった。その手には感...
「サ◯ゼリヤじゃねーか!」 公園の森の中で、マリは例の謎の少女の手に触れた。するとまた辺りが光り出して、もといた場所とは大きく違うところに飛んできた。そこは、どこからどう見ても、あの高校生に優しいフ...
「えー、指数関数というのは、これまで習ってきた一次関数や二次関数と比べても、増加の速度が著しく......」\ そんなことを、先生が言っているような気がした。意識が朦朧として、何も考えられない。と言っ...
「みな......さ......ん......」 うめき声を上げて、ケイ素でできた村長の体が、溶けるように崩れる。立ち尽くす4人の目の前で。無邪気に走り回っていた子供も、何億年も壊れなかったという家...
「ほら、ここは先週やったとこだぞ。ジョン・ロックが唱えた権利。それを何て言うかって聞いてんの」 不満そうな先生の声が、教室に響き渡る。マリの前の人が当てられて、答えられなかった。悪い流れだ。この先生...
「ちょっと、調べさせてくれ」 聡のその口調は、人というより被検体を目の前にしているようにも感じられた。\ 「えっ......」トワはちょっと顔をしかめる。 場に静寂が流れる。 そこに、カナタが茶...
「また失敗してしまったんだね」\ 「私たちが揃わないと、きっとその先には行けない」\ 「でも大丈夫、まだ次があるから」\ 「そう、何回でも、やり直せばいい」\ 「起こり得る可能性さえあれば、まだ続ける...
マリたちは、毎度おなじみの岩だらけの地表に戻っていた。 「これだよ」\ リカがそう言ってポケットから取り出したのは、あの黒スーツ3人組が落としていったあの装置。補聴器のような部品からアンテナのような...