【私信】あなたが嫌いになりました。


急にこんな手紙を送ることになってしまい、申し訳ありません。

多分この手紙が本人に読まれることはないのでしょう。あなたがファンレターを読まずに捨てているというネット上の噂は、私は信じていませんが、それを差し引いても読まれるとは思えないのが正直なところです。なぜなら、これはファンレターではないからです。

読まれないとわかっていながら送らざるを得なかったのは、これを送っておかないと、私の心の整理がつかないからです。この思いを自分の中だけで留めておくことは、私には到底不可能でした。それでももし運よく、あるいは運悪く読まれたとしたら、それが本望なのです。

前置きが長すぎました。単刀直入に言います。

あなたが嫌いになりました。

誤解しないでいただきたいのは、これは完全に私のせいだということです。あなたに悪い点は一つもありません。ただ私があなたを嫌いになった、それだけの話です。

私があなたを見つけたのは、2年くらい前の夏だったと思います。あなたの配信がYouTubeのおすすめに流れてきたのが最初です。それからあなたの軽快なトークや声に引き込まれて行って、すべての動画、配信のアーカイブを見ました。それからあなたの配信は欠かさず視聴していました。

あなたのグッズを身に着けていました。それがきっかけでクラスの人に目をつけられました。それは次第にエスカレートしていきました。

最初はその怒りを彼らに向けていました。しかしそれが常態化するにつれ、だんだんと、こういう思いが私の中で大きくなってきました。「あなたのことを、好きにならなければよかった」。

あなたはかつて配信の中で、自分もいじめを受けていて、その時私は、あなただけが私の味方だと思っていました。しかし結局のところ、そうではなかったのです。

あなたには、友達がいた。ビジネスフレンドなのかもしれないけれど、それでも友達は友達でしょう。本当に友達が一人もいない私とは違ったのです。その友達とあなたがした配信の中で、あなたは言いました。

しかしあなたは活動の規模を拡大し、テレビに出たり、するようになりました。あなたのことを見たり聞いたりしないように努力しても、あなたの方から私の目の前に現れるようになりました。

だからどうかお願いです。もう、活動をやめてください。

傲慢なお願いであることは分かっています。これが聞き入れられることがおそらくないことも。しかし、私は心から願っているのです。私一人のために、あなたに活動をやめてほしいのです。

消えてください。