ページ翻訳比較(英語→日本語)

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千本槍みなも@ナタクラゲ

動機

ブラウザの移行を検討するにあたり、自分にとって必須の機能であるページ全体翻訳の質を考慮する必要があったため。

条件

Chrome組み込み翻訳機能

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見慣れた感じ。文法が破綻している様子はない。

しかしよく見ると「北海を離れることはなく、1914年には」の部分が単一のリンクとして、「North sea」のページへのリンクになっているなど、リンクトテキストの対応に若干の破綻がみられる。

Edge

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わりとうまくいってる?英語ならではの言い回し(船をsheで呼ぶなど)がそのまま出てきてるところはあるが、リンクとのテキストの対応も悪くなさそう。

Firefox TWP拡張機能

条件: 翻訳サービスはGoogleを使用、「翻訳結果を並べ替えない」は「有効」

TWP - Translate Web Pages – 🦊 Firefox (ja) 向け拡張機能を入手

TWP - Translate Web Pages – 🦊 Firefox (ja) 向け拡張機能を入手

Firefox 向け TWP - Translate Web Pages をダウンロード。Translate your page in real time using Google, Bing or Yandex. It is not necessary to open new tabs.

TWP - Translate Web Pages – 🦊 Firefox (ja) 向け拡張機能を入手addons.mozilla.org
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バックエンドがどちらもGoogleだからか近い翻訳になっているが、微妙に違う。

とくに「に」が「Battlecruiser」へのリンク、「が建造した」が「Royal Navy」、「巡洋戦艦」が「World War I」へのリンクになっているなど、リンクと内容に著しい齟齬がある。

なお翻訳サービスは他にBingとYandexを選べる。Bingだとこんな感じ。

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Yandexだとこう。

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Yandexは論外としてBingはまあまあ。ただ「 、1,266人の男性の墓であるため、」が内容としても意味不明な他「Protection of Military Remains Act 1986」へのリンクになってしまっている。Googleと引っかかる点は違えど精度自体は似たようなものか。

Firefox 組み込み翻訳機能

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「freeanyone can edit誰でも編集できる」が狂気的。英語がかなりのこってしまっているなど、かなり悲惨なことになっている。

Brave

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「へようこそウィキペディア」が印象的だが、本文の方はFirefox拡張よりはマシ。だが文法は完全に破綻している。

総評

Chrome組み込みはやはり精度は高い。結構多くのブラウザでめちゃくちゃに破綻することもわかった。

Edgeが割といい線行っているのは意外だった。ただMSのゴリ押しが癪なので移行するつもりはないが

なお、このページはリンクが非常に多いページであり、HTML構造を適切に扱えるかどうかが質を分けているように思う。日本語と英語は語順が著しく異なるので、それとは無関係に階層化されているHTMLタグをうまく扱うのが難しいのだろう。おそらく翻訳そのものの質はそんなに変わらないのではないか?

ここで挙げてないほかのブラウザでいいのがあったら情報求。